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音大・専門に進むにあたって [ピアノ演奏・音楽関連]

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1月30日本文。

短編小説「これも何かの縁」より
32編目「満開の桜に夢を見る」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2017-01-24にて。

そこそこの収入を得ている夫と,ピアノの上手な出来のいい娘を持つ専業主婦・小林真理子の話を書いたが・・・。

やっぱ真理子は勝ち組に入るんだろうな^^;

たぶん、恵まれた真理子をいけ好かない女に思える人の方が多いだろうとは思いつつ、
意外と真理子の考え(=子ども・家族のために尽くす生き方)には共感する人もいるのではないだろうか。

他者の生き方を批判する者、あるいは見下す者は・・・
自分に自信を持っていなかったり、本当は不幸だったり、あまりに大変な自分を他者を否定すること・見下すことで慰めていることが多いだろうが・・・
本当に自分の生き方が最良であり、幸せであり、自信を持っている場合もあるかもしれない・・・

真理子の場合は後者だろう・・・と思いながら真理子を描いている。

ただ本当に「そこそこステータスを高い夫をものにし、専業主婦で子育てするのが最良の幸せ」と思うのならば、娘もピアニストではなく自分と同じ道を歩ませればいいものを、そこはちょっとだけ矛盾しているか?

あるいはピアニストといった特殊なステータスの職業に憧れを持ち、そういった職業については専業主婦よりも上だと思っているのかも・・・

・・・とキャラ分析している。

さてさて・・・ここからは、ピアノに関心ある方へ向けての記事です。

真理子の娘・恵美子のピアノのレベルは・・・5歳でバッハ・インベンションに入ったということにしているのだが・・・

5歳でバッハ・インベンションに入れれば、天才と言ってもいい、とワシ個人は考えている。(が、非現実的でもない、ありうる話だ)

で、真理子が恵美子にやらせているような方法・・・15分に区切って、それを一日4回、合計1時間毎日やれば、かなり弾けるようになるだろう。(試せる人はやってみてくだされ)

5歳でそのレベルに到達し、そのペースで中断することなく進んでいけば、プロのピアニストになれるかどうかは分からんが(期待は大だ)、音大(ピアノ専攻)には余裕で行ける。特待生も狙えるんじゃないかな。

しかし、手がしっかりしていること=第1関節がしっかりしていることが条件だ。
なので恵美子の設定は、他の子より一回り体が大きく、成長が早い、としている。

ワシ個人の見解だが、ピアノは専門に進むとしても6歳からで十分だ。(ワシは5歳から始めたが、お遊びみたいなものだった)

3、4歳は早すぎる。
どうしてもというのであれば、リトミック、ソルフェージュを先にしたほうがいいと思う。

ちなみに、このバッハ・インベンションであるが、ワシは中1で入った。ほか、ソナタアルバム・チェルニー30番後半あたりをうろちょろしていたので、専門に行くにしてはかなり遅れていた。

で、音高の受験課題曲は、バッハ平均律、チェルニー50番だった。
なので、実はバッハインベンションのシンフォニア3声のほとんどと、チェルニー40番終わりの方はすっ飛ばしている。やってないのだ^^;

知らない人のために、一応説明。
進む順番は以下のようになっている。

バッハ・・・インベンション2声→シンフォニア3声→平均律(フーガはたいてい4声。5声もある)
練習曲(チェルニー)・・・30番→40番→50番

※多声曲=複数の旋律=3つの旋律(3声)、4つの旋律(4声)が組み合わさった曲ということ。ほかの楽器にはない難しさがある。

ワシは中学に入っても、練習量は・・・1時間もやってなかった。40分やればいいほう。
音高を受験しようとなり、課題曲が発表されてから、やっと1時間半程度やるようになった。

が、さすがに、音大の先生に師事してからは「最低3時間やれ」と叱られた。

ただ音高は、たいてい受かる。
その時点でまだ15歳。伸びしろがあるので、多少弾けなくても、その後、がんばればいいのだ。

なので高1からは、平日は4~6時間弾いた。(寮生活だったんで、通学時間はたった1分。なので1時間ほど朝練ができた。授業は早く終わるので午後3時前には帰れるし、夜は11時まで弾けた)

休日の練習量は8~10時間。

この時期は弾くだけ弾いただけ上達する。20歳までなら。
おかしな弾き方さえしなけりゃ、腱鞘炎になることはない。

で、4~6時間の練習量は実はたいしたことではない
普通に学科で受験する子たちも、勉強にそれくらいの時間かけているだろう。

ただ、やっぱ自分の場合、もうちょっと早いうちからある程度の練習(小学生高学年で1時間~1時間半、中学生で2~3時間)をやっていたなら、もっと弾けるようになっただろうな・・・

けど、音高に行ったおかげで、上手い子に憧れたりして、刺激になり、練習するようになった、とも言える。
音高に行かなかったら、あんなに練習しなかっただろう。

環境は大事だ。結構、影響を受ける。
子どものために、真理子が環境にこだわるのも仕方ないのである。

ただし、音高に行ったら、もう音大にしか進めない。一般大学は無理だ。
一般の学科は必要最小限のことしかしないので、一般の大学受験の学力が身に付かない。

あと、専門に進むなら、早いうちから、バッハをはじめとするポリフォニーの曲(多声曲・・・旋律対旋律の曲)に慣れておいたほうがいいと思う。

けど、今の時代、音大はコスパが悪すぎるのでお勧めはしない。

というかコスパを考えざるを得ない人・コスパを考えてしまう人は行かないほうがいいかも。よほどの成功を収めない限り、あとで不良債権って言われる。
ほか、音大生は視野が狭い、世間知らず、無知と思われているようで、実際、ほかの一般大学生と較べて、そうなのかしら?
ま、恥ずかしながらワシ個人はそうですが^^;(ハーバード大卒のバイオリニストの五嶋龍氏は「音大は馬鹿が行くところ」と言っていた・・・)

それに男子の場合、やはり音楽専門に進む人は少ない。
よほど音楽が好きか、特待生として入ってくるか(それだけの能力がある・将来は音大の講師になる実力がある)、お家が資産家、もしくは商売をやっていて跡を継ぐことが決まっていて就職する必要がないのか・・・このいずれかだった。今もそうだと思う。

ワシの知っている音大出の男子は・・・そーいや未婚だな。やっぱ稼げないもの。

真理子が言っている「女の子だから冒険できる」は、ほんとその通り。
男の子だったら、真理子は音楽の道へは行かせなかっただろう。

※関連記事
「コスパが悪い・音大について」http://hayashi-monogatari.blog.so-net.ne.jp/2016-11-04

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余談。

ピアノはどうしても「練習」がついてまわる。

今は子どもも親御さんも皆、忙しい。
教育熱心な親御さんはほかにもいろいろな習い事をさせるだろうし、いずれは塾や中学受験を優先させるだろう。
子どもを学科の勉強させるだけでも大変そう。

子どもが自主的に練習をすることは、まあ、滅多にない。
練習はやっぱり面倒だ。

情操教育なら、個人練習のいらない合唱がいいかも。
小学校高学年になればブラスバンドのクラブもあるだろう。友だちと一緒なら練習する気になれるだろう。

一人籠ってコツコツとピアノの練習・・・すぐに結果も出ないし、今の時代に合わない気もする。
いわゆるコスパが悪いというやつだ。
それに世間様が忌み嫌うオタク気質がないとできない^^;

コミュニケーション能力を育てる上でも、ブラスバンド、合唱など、お友達と一緒にやる音楽活動が今の時代にふさわしいのでは、と。

ま、何にせよ、他者=特に子どもを努力させるのは難しい。

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余談その2。

まず、アッキ―さんの刺さる発言、紹介しよう。
https://twitter.com/akky_m/status/845927094152413184より転載。

【競馬で負ける人をバカだと見下してる人は多いと思うんだけど、高学歴ニート(教育投資をマネタイズできない)や、年増未婚女(恋愛を結婚にマネタイズできない)は、競馬場にいる勝てない小汚いおっさんと同じだから。散々時間と金使って利益はゼロってのは】

転載終わり。

そう、音大生はまさにアッキ―さんが言うところの「小汚いおっさん」と同じになってしまう可能性が高い。
投資したわりには、音楽ではとてもじゃないけど稼げず、まず取り戻せない。
で、世間から「ピアノお嬢さん」とバカにされたりする。

んで、結婚相手として見ると、音大卒(とくにピアノ専攻)は非常に面倒らしい。
ピアノの練習時間がほしいとか、グランドピアノ置かせろとか・・・
ピアノ、ガンガン弾かれたら近所迷惑だっつうの。

まあ、たしかにワシ含めて未婚者多いで~。

ま、音大はやめておけ。

五嶋龍氏もハーバード大。だけどヴァイオリニスト。
医者でピアニストというのもけっこういたりする。
音大に行かなくても弾けるヤツは弾けるのじゃ。

で、なまじ音大に行っちゃうと「音大卒のくせに、その程度しか弾けないの?」と厳しい目で見られることもあるし。アマチュアで上手い人、たくさんいるからなあ。

んで、練習に時間をかけても、お金にはつながらない。だって演奏で食っているわけじゃないから。

練習はただの趣味。
いやあ、昔は自分も「生徒に教えるのだから、自分も腕を磨かないと」と言い訳していたけど、直に利益につながらなければ、自己投資とならず、それは立派な単なる趣味。アッキ―さんの言うとおり。

ハッキリ言って、お子さんを教えるのに、さほど腕は必要ない。そう、今時、上級レベルまで行く子は、まあ、いない。部活や塾が忙しく、中学でやめる、へたすりゃ中学受験のために小学校高学年でやめる^^; それが現実。

音楽をマネタイズするのは非常に難しい。コスパはかなり悪い。

小説「~縁」では・・・小林真理子、娘を音楽の道にと考えているが・・・どうなることやら^^;

音大は、コスパ=お金のことを考えなくていい経済的に余裕のある人が行けばいいと思うよ。
(でも・・・夫の小林和彦は余裕がない・・・だから姉の和江に呆れられているのじゃ)

もちろん「人生、お金じゃない」と、きれいごとが言える余裕のある人は「コスパ無視の生き方」をすればいいよ。


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追記。

ハーバード大・物理学を出たヴァイオリニスト五嶋龍氏の「音大は馬鹿が行く学校」に、まあ頷いてしまうところもある。
思えば、課題曲をひたすら練習すればいいのだから、一般の大学入試の広範囲に渡る学科の勉強よりははるかにラクかもしれない。

特にワシは音高から行ってしまったもんだから、いわゆる一般の学科の勉強なんてまるでしなかったよなあ^^;
バカがますます加速してしまった^^;

でもさあ・・・どうせならさあ、音楽専門なんだからさあ、もっと実利的なことを学びたかった。

たとえば手や指の仕組み・解剖学、神経や脳の仕組み、それに関する病気のこととか。
みんな、腱鞘炎くらいしか知らないだろ?

なのに、学校ではどうでもいい初歩的な中学生で習うような生物学があっただけだっけ。
物理学だって、音に関するものを教えてもらいたかった。

とまあ、不満はいろいろある。
だが、これらだって学校に行かずとも本を読んで勉強できる。ネットで検索すれば、いろんな情報が手に入る。

いやあ、今の時代、大学行かないと身につかないような勉強ってあるんだろうか? と思ってしまう。

※ピアノ弾きにお勧め本。


指には筋肉なんてほとんどないから「指を鍛える」なんていう考えはナンセンス。
そう、指は・・・前腕の筋肉と、つながっている腱によって動く。
つまり神経がモノを言う。
だからジストニアなど神経・脳の病気にも気をつけないとならない。

いやあ、加齢により『指弾き』ができず、本当に重力奏法・別名エコ奏法(指の上下運動はせずに、手首、腕、ひじの動きを最大限利用し、それらを使って鍵盤をタッチする奏法、できるだけ無駄な力は使わない奏法)をモノしあいとヤバい状態じゃ^^;

けれど、指の上下運動で弾く方が手っ取り早いんだよなあ。速弾きもできるし。(が、いずれこれに頼ると、年取った時、苦労するぜ)

ピアノ弾くのに「指を鍛える」なんていう思考はもう時代遅れ。重要なのは柔軟性じゃ。

あと、ピアニストは奏法だけではなく、脳の活動もエコを目指しておるのじゃ。

ピアノを弾く素人とピアニストの脳を調べたところ、どっちが脳を活性化させていたかというと、なんと素人のほうじゃ。

つまり、ピアノの練習とは・・・脳をさほど活性化させなくても弾けるようにすること=脳をさほど働かせなくても、自然に指が動くように神経回路をそのように作り上げることを目的としているということじゃ。

だから神経の病気=ジストニアは怖いのじゃ。腱鞘炎よりもよほど厄介。
けど、こんなこと音高音大で教えてもらったことはない。

昔、鍵盤をわざわざ重くしてもらって、指の訓練していたけど・・・あれは、うさぎ跳びと同じく、無駄どころか有害な練習法じゃったの・・・。

ホロビッツ(世界的・有名な故ピアニスト。自分のピアノを演奏会場に運んでコンサートしていた)のピアノの鍵盤なんて羽のように軽かったんだとか。


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タグ:ピアノ 音大
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